夏は電気の消費量が1年で最も多くなる季節。家庭の省エネルギーに関心を持たれている方も多いのではないでしょうか。「でも、なかなか実行が…」とお思いの方、実は、家電製品の使い方、選び方のちょっとした工夫や心がけが省エネにつながり、電気代の節約にもなるのです。電気を無駄なく効率的に使い、さらに家計にも地球にもプラスになる省エネルギー。この季節にもう一度、暮らしを見直してみませんか。
▽家庭の省エネは家電製品を選ぶところから
最近の家電製品は、使いやすさや機能性に加えて、年々エネルギー効率がよくなっています。家族の人数やライフスタイルに合わせて機器を選ぶとともに、省エネ性能もチェックしましょう。(財)省エネルギーセンターが発行している『省エネ性能カタログ』には、エアコン、テレビ、ビデオ、冷蔵庫、洗濯機、照明器具などについて、メーカーのカタログ記載内容をもとに、製品ごとの省エネ性能ランキングが表示されていますので、家電製品を買う際はぜひ参考にしてください。
▽エアコンの設定温度は「すぎ」ないように
夏の消費電力量ナンバー1はエアコンです。8〜12畳用のエアコンの場合、効率のよいタイプと悪いタイプとでは、消費電力量が最大約2〜3倍(冷房時)も違います。建物の構造や部屋の広さに合った効率のよいものを選びましょう。 エアコン選びで忘れてはならないのがエネルギー消費効率(COP=消費電力1kW当たりの冷房・暖房能力)。能力が同じでもCOPが大きいほど省エネ性能が高いので、エアコン選びの際は価格だけでなく、COPも忘れずにチェックしましょう。
【使い方のポイント】
・冷やしすぎに注意。冷房時、設定温度を1度高めにするだけで、約10%の省エネになります。
・フィルターの掃除は2週間に1回程度行いましょう。フィルターが目詰まりをおこすと風量が低下します。
・扇風機との併用を。冷房中も扇風機を使って体に風をあてると、エアコンの設定温度を高めにしても涼しく感じます。
・窓から出入りする熱を上手に防ぐこともポイントです。カーテンやブラインドを活用して、夏の陽射しを遮りましょう。
・冷蔵庫内は余裕を持たせて
エアコンに次いで消費電力量が多いのが冷蔵庫。でも、選び方、使い方次第で高い省エネ効果が期待できます。
301〜350リットルの冷蔵庫を選ぶ場合、効率の悪いタイプは1年間の消費電力量が良いタイプの1・6倍になります。毎日使う冷蔵庫だから、選ぶときに省エネルギーのことを考えるのが上手な買い物です。
【使い方のポイント】
・設定温度は季節や食品の入れ具合に応じてこまめに調節しましょう。「強」は「弱」に比べて約20%消費電力量が増加します。
・温度の高いものをそのまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が高くなり、消費電力量が増加します。必ず冷ましてから入れましょう。
・庫内に食品を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、消費電力量が増加します。また何がどこに入っているかわからないと、扉を空けている時間も長くなりがち。庫内はある程度余裕を持たせ、整理を心がけましょう。
▽白熱電球から電球型蛍光ランプへチェンジ
家庭の照明をもう1度点検してみてください。白熱電球は安いけれど寿命が短いので、長い目でみれば電球型蛍光ランプのほうがずっとおトク。同じような暖かい色合いを持つ電球型蛍光ランプにつけ替えると、同じ明るさで約75%も省エネになります。
【使い方のポイント】
・蛍光ランプを頻繁につけたり消したりするのはランプの寿命を短くするといわれていました。でも、最近の蛍光ランプは寿命が長くなっているのでこまめに消灯するほうが電気代金もおトクです。
・蛍光ランプの両端が黒ずんできたら取り替え時期。使っているうちに明るさが落ちてくるので、平均寿命70〜80%を過ぎた頃を目安に取り替えましょう。
・かさやカバーにほこりや汚れがつくと明るさが低下します。1年間掃除をしないとすると、汚れやすいキッチンでは約40%、リビングルームなどでも約20%明るさがダウンするので、こまめに掃除しましょう。
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