![]() |
| 日本国民は政治に関心を抱け |
| 「日本国民は、 正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し…」 「主権が国民に存することを宣言し、 この憲法を確定する。 …」 と憲法に定められている。 いわゆる、 国の政治の主権者がその国民であること。 主権在民とも言われ、 日本国憲法の大切な原則の1つだ。 今の政治は主権在民と言えるだろうか。 政治主導が先行し、 国民を忘れた政治も多い。 今回、 政府・与党が目指した 「貸金業規制改正」 における一連の与野党議員の一部が、 貸金業者から政治資金の献金を受けていたことが発覚したことだ。 これにより、 金融庁の改正案で、 懇談会メンバーの絶対多数が、 出資法金利の引き下げで、 全面的なグレーゾーンの撤廃を唱えたにもかかわらず、 外資系貸金業者らを中心に献金を受けていた議員に、 「小額・短期の特例」 を残すように議員会館や自民党本部に日参し、 特例を設けるよう働きかけていた。 「国民のための政治を」 と正義感に燃える若手の自民党議員は、 一部の族議員から会議場の部屋から出ろなどと罵声 (ばせい) を浴びされる脅しがあったという。 いかにも暴力行為だ。 与党は、 このまま特例を設けた場合、 国民から批判の的になるとし、 来年7月に行われる 「参議員改選」 で勝利に導くため、 特例撤廃に踏み切ったといえる。 しかし、 その後の見直しがあることから、 一時的な措置とも考えられる。 特例廃止を決意した与党は、 弁護士らでつくる 「全国クレジット・サラ金被害連絡会」 などの市民団体が半年かけて全国展開のキャラバン隊が隅々まで、 グレーゾーン廃止などを市民に訴え続けたことで、 参議員改選で敗北を恐れたからだ。 先の外資系貸金業者は、 米国の家電メーカー 「ゼネラル・エレクトリック社 (GE)」 を親会社に持つGEコンシューマー・ファイナンス社だった。 執拗 (しつよう) に社員らを動員し、 自民党の 「貸金業規制法改正」 にかかわる合同部会にオブザーバーを送り込み、 日本の消費者団体が入ることのできないほど埋め尽くしたそうだ。 いわゆる人海戦術だった。 国会議員の職務は国会において、 主権者である国民の意思を最も直接に代表するものである。 選挙民が見えないからとして、 自由方便な言動は好ましくない。 主権者である国民が国会議員を監視することが重要だ。 |