中国産食品に有害物質
経済成長の裏で廃棄物汚染
 今日、 中国産の農産物や魚介類、 加工食品の有害物質がクローズアップされ、 日本の消費者や他の輸入国の消費者は激怒の一途だ。

 中国産の食品や薬品の安全性が国内外で問われている。 中米のパナマで、 風邪薬を服用した患者が死亡、 ペットフード、 歯みがき粉、 医薬品、 おもちゃなどにも有害物質が含まれていることが判明した。

 北米では、 ペットフードによる犬や猫の死亡事故。 有害物質が入った原料は中国産だった。 中国から農産物を最も多く輸入する日本にとって、 その対策を急ぐ必要がある。

 4年前、 中国であった 「偽粉ミルク」 事件は229人の乳児が栄養障害で12人が死亡している。 でんぷんに香料を混ぜた粗悪品だったことが判明した。

 相次いで発覚した 「カップラーメン」 と 「生ごみ餃子」 事件、 問題の原料には賞味期限の切れた中国産キムチやたくあんが、 ごみとして廃棄されたものがほとんどだった。

 中国政府の食品医薬品安全庁の関係者は、 業者が利益を追求するあまり、 質の悪い製品を輸入する悪徳商法が問題だとし、 政府に責任がないともとれるコメントをしている。

 魚介類でも、 中国産の輸入が禁止されたのはウナギ、 エビ、 ナマズ、 バサ (ナマズの仲間)、 コイ科の魚の5種類。 養殖ウナギに発がん性物質が含まれていることが判明している。

 日本では、 輸入ウナギのうち、 中国産が8割以上を占め、 国民の食卓に不安を募らせていることから、 厚生労働省は検査を強化する方針だ。

 20年ほど前、 熊本県水俣市で、 「水俣病に関するシンポジウム」 があった。 その会に参加した中国の女性大学教授は、 「先進国はコンピュータ処理時代で、 更新時に使用されてきたコンピュータの本体や端末を廃棄する土地を求めていた。 中国は文化革命、 天安門事件などの影響もあり、 経済的に行き詰っていた。 廃棄する業者に対し、 埋め立て料名目で売買し、 沿海部付近に大きな穴を掘って埋めた。 その結果、 付近の水質から 『六価クロム』 が検出された」 と報告したという。

 年月が経過すると、 埋めた部材などが劣化し、 水質汚染を起こし、 河川や海に流れる重大な問題が露呈し出した。 中国国民にとって中国版水俣病が心配だ。 沿海部のアサリなど魚介類に影響が予測されそうだ。