『クールビズ』繊維製品
「接触冷感」触って確認を
愛知県県民生活部県民生活課

 クールビズ関連の繊維製品は、 従来の吸汗・速乾に加え、 最近は接触冷感など新しい機能性を持った製品も販売されている。 愛知県県民生活部県民生活課が接触冷感や吸汗・速乾などの各種機能性を持つ繊維製品についてテストしたところ、 機能性を表示したクールビズに対応した製品は、 汗などの少量の水が付いたときの速乾性に優れていたが、 吸水性は綿100%の製品の方が高く、 接触冷感は表示があっても接触冷感は特に大きくはないことが分かった。


【テスト期間】
 07年8月〜12月 (商品購入は07年7月)


【テスト対象品】
 市販されている接触冷感や吸汗・速乾などの機能性が表示してある 「クールビズに対応した繊維製品」 としてTシャツ (アンダーウェア) 6銘柄、 比較対象用として機能性の表示のない従来のTシャツ2銘柄を、 名古屋市内の販売店で購入。

 製品の購入価格 (税込み) は900円〜3465円で、 この中で価格の高い製品は日本製だった。


【テスト結果】
@各種表示
 家庭用品品質表示法などに基づく繊維組成、 取り扱い絵表示、 表示者名、 住所または電話番号などは適正に表示されており、 法に基づく表示には問題となるものはなかった。 また、 接触冷感のある素材や吸水・速乾性の良い特殊な繊維などを組み合わせたり、 特殊な断面の繊維を使用して、 各種機能性を付与したことを説明する表示が日本製品に多く見られた。

A生地の性能
 編組織については、 よく使用される編組織の両面編や表面に凸凹ができやすいハニカム編、 鹿の子編、 メッシュ編、 タック編などだった。 寸法変化は編組織や使用した糸などに影響されるため、 製品によっては、 JIS基準の寸法変化率プラス5%〜マイナス6%に対し、 横幅方向に10%以上大きく縮む製品があった。 多くの製品が洗濯後1回〜3回で大きく縮み、 その後はあまり縮まなかった。

B製品の各種機能性
◎吸水性
 吸水性は、 洗濯をするほど吸水性が良くなる製品もあったが、 比較対象の綿100%の製品が最も毛細管現象による吸水性に優れており、 特に吸汗・速乾などすばやく水分を吸う機能性を表示した製品のみが吸水性に優れていることはなかった。

◎速乾性 (乾燥性)
 汗などの少量の水が付 いたときの乾きやすさは、 洗濯1回目、 20回目のどちらにおいても主にポリエステルと吸水性の高い綿やキュプラ、 レー ヨンを組み合わせた吸汗・速乾を表示したクールビズに対応した繊維製品が速く乾くことが明らかになった。
 洗濯後の乾きやすさは、 製品に使用されている繊維の吸水性に影響し、 吸水性の低いポリエステルなどの繊維を使用している製品は乾燥が速く、 逆に吸水性の高い綿やレーヨンなどの繊維を使用している製品は乾燥が遅くなった。 特に、 吸汗・速乾などの機能性を表示した製品が、 洗濯後、 速く乾くことはなかった。

◎接触冷感
 今回の測定では、 接触冷感は綿100%の比較対象製品が一番大きくなり、 接触冷感の表示があった製品はそれほど大差なく、 特に接触冷感が大きいことはなかった。


【事業者への要望】
 @接触冷感を評価する場合は、 使用した繊維素材の熱伝導率以外に表面の凸凹による接触面積などが影響する。 製品に接触冷感を表示しているメーカーについては、 比較する製品により結果が大きく異なるため、 ほかの類似製品や同じ条件の従来品と比較し、 具体的にどの程度違うのかを表示するよう要望する。 また、 吸汗・速乾や接触冷感などについては、 測定条件や基準、 対象製品の選択などの評価方法が明確でないため、 業界団体などで評価方法の統一化を図るよう要望する。

 Aクールビズ対応の繊維製品に関するアンケートで 「効果が不明・購入する必要がない」 との意見が一番多かったことを踏まえて、 接触冷感、 吸汗・速乾などの各種機能性は、 一般的に個人差などにより体感する快適性が異なると言われているので、 各種データの指標とともにモニターテストなどで、 着用時に本当にその機能性の違いを体感できるのかを検討するよう要望する。

 B洗濯後、 横幅方向に10%以上大きく縮む製品があったので、 できる限り大きく縮まないようにするよう要望する。





苦情あれこれ
固体識別番号から住所を登録
奈良県消費者ニュース

【事例】 携帯電話からインターネットに接続し、 いろいろなサイトを見ている内にアダルトサイトにつながり、 料金請求画面となり、 電話番号だけでなく固体識別番号から、 住所、 氏名を登録したとの表示があった。 自宅や勤務先まで来られて請求されては困るので支払った方が良いか。


【事例対応】 はがきによる架空請求、 不当請求は減少してきたものの、 携帯電話やメールなどによるものは依然として横行している。

 最近は手口がさらに巧妙化し、 迷惑メールを送りつけてアダルトサイトなどに誘導し、 サイトの入会金、 高額な利用料金を請求する事案が増加している。

 相談者を不安に陥れた固体識別番号とは、 携帯電話の機種や製造番号などだ。 個人を特定する情報 (氏名や住所、 携帯電話番号など) は含まれていないので、 業者側に伝わることがないことを説明し、 あわてて連絡して新たな個人情報を知らせないよう注意した。

 メールに記載されたアドレスにアクセスしただけで 「登録した」 と表示されても、 有効に契約が成立したとは言えない。 @〜C (〈確認すること〉) を確認してほしい。
 また、 何らかのサービスを利用した場合でも必ず正規の料金請求であることを確認しよう。 ◎請求者の会社名、 所在地、 連絡先、 代表者は記載されているか◎利用したサービス名、 そのサービスを提供した会社か◎利用日時、 利用時間などの利用明細 (請求の根拠となるもの) はあるか―など。 遅延延滞金についても規約などで説明がない場合は法定利率の年6%を超えて支払う必要はない。 また、 規約などにこれを超える遅延延滞料や事務手数料等が契約内容になっていても、 消費者契約法により年14・6%を超えて請求することはできない。

 不当な請求には絶対に応じない。 一度でも払ってしまうと、 さらに執拗 (しつよう) な請求が繰り返され被害が拡大する恐れがある。 被害に遭わないためには日ごろから発信元がはっきりしないメールに記載されたアドレスに不用意にアクセスしない。 アクセスする場合でも、 必ず利用規約をよく読むようにすることを心がけてほしい。


〈確認すること〉
 @利用したサイトの登録 (申し込み) 時に有料であるとの確認ができなければその契約を無効にできる (電子消費者契約法)。

 A料金について分かりにくい場所 (会員規約の途中など) に記載されていたり、 無料であることを誤認させるような記載があった場合も契約を無効にできる (同)。

 B画面の展開途中で料金を確認したり、 戻って取り消しができる画面のないサイトに登録したとしても 「消費者契約法」 によって契約を無効にできる。





危害・危険情報
乾電池の正しい使い方を知ろう
東京都消費生活総合センター

 ひと昔前まではマンガン乾電池が主流だったが、 今ではアルカリ乾電池をはじめ、 さまざまな乾電池が発売されている。 最近はアルカリ乾電池が安くなったこともあり、 何にでもアルカリ乾電池を使う人が増えているようだが、 乾電池にはそれぞれ得意分野がある。


〈用途に合った乾電池を使おう〉
 ◎マンガン乾電池=時計などの小さな電流で動作するものやリモコン、 非常用の懐中電灯など、 使うときだけ電力が必要なものに向いている。

 ◎アルカリ乾電池=携帯音楽プレーヤーや小型カメラ、 乾電池の玩具など比較的大きな電流を必要とするものに適している。

 ◎充電式の乾電池=ニカド電池 (ニッカド電池) やニッケル水素電池などがあり、 専用の充電器を使うことにより、 繰り返 し使用することができる。 用途はおおむねアルカリ乾電池と同様。


〈乾電池を使うときの注意〉
 ◎電池の外装を傷つけない=電池ボックスのスプリング (電極) で電池 の外装を傷つけてしまい、 ショートや液漏れを起こす事故が発生している。 アルカリ乾電池の外装被覆の下はすべてプラス極になっている。 電池を装てんするときに無理に押し込んだりして、 外装を傷つけないようにしよう。

 ◎液漏れに注意=しばらく使用しない場合は、 乾電池を取り外そう。 乾電池を機器の中に入れたままにしておくと、 液漏れを起こすことがある。 アルカリ乾電池の場合、 強アルカリ物質が漏れるため、 触れると化学やけどを起こすことがあり、 目に入ると失明の恐れもある。 万一、 液漏れを見つけた場合には、 直接触らないようにしよう。