SNSチャット勧誘の95%に
不実告知・重要事項不告知
1段強い規律の必要性は合意
2月 17 日に開催された第 2 回デジタル取引・特定商取引法検討会で、 SNS チャット勧誘に関する相談の分析結果が示され、 95%で勧誘の際に事実と異なることを告げられたり、 重要な料金や解約条件などを故意に告げられていないことが明らかになった。 威迫的な言動やしつこい勧誘を受けるケースが3割程度を占め、 チャットが商品やサービスの勧誘であることが示されないケースが6割近くに上っていた。 電話勧誘販売であれば許されないはずの勧誘が、 手段が SNS チャットに変わっただけで規制の空白になるのは不合理で、 「一段強い規律」 を検討する方向性は合意された。 悪質業者の排除と善良な事業者の萎縮回避を両立させる重要性も指摘されており、 今後、 問題類型をどう切り出し、 どう制度設計するかが焦点になる。(相川優子)
レスキュー商法に停電復旧工事
不要な分電盤交換 数十万円
「生活電気相談センター」名公表
電気工事でもレスキュー商法の手口が登場した。 「東京電力」 「電気修理」 などで検索すると上位に表示される 「生活電気相談センター」 と称するサイトで、 東京電力関連会社と思わせて停電復旧工事の依頼を受け、 分電盤がダメになっていると数十万円の工事をさせた後に、 自ら呼んだ東京電力関連会社が外工事で無料の配線工事を行い停電を復旧させるという呆れた手口だ。 相談者の平均契約金額は約 41 万円に上る。 消費者庁は2月 12 日、 消費者安全法に基づき、 同サイトを運営する 「新日本電工」 (神奈川県平塚市) の事業者名を公表し、 注意を呼びかけている。 電柱からの引込線部分は首都圏エリアであれば東京電力パワーグリッドが所有・管理しており、 この部分の修理は消費者に費用負担が発生しないことは知っておきたい。(相川優子)
東北経産局と宮城県 訪問購入で行政処分
食器、植木鉢買い取り口実に訪問
貴金属出させ買い取り
「お皿1枚でもいい」 などと食器や古本、 植木鉢などの不用品買い取りで来訪を承諾させ、 「金色銀色ならなんでもいい」 などと貴金属やアクセサリーを出させて買い取りをしたとして、 東北経済産業局と宮城県は2月 18 日、 訪問購入業者 「KIS & ecology」 (仙台市) に6カ月の業務停止命令を出したと公表した。 処分は 17 日付。 東北経済産業局は昨年 8 月にも電話勧誘と訪問買い取りを連携共同して行なっていた訪問購入業者 3 社への業務停止命令を出している。(相川優子)
